抜けにくい髪は日々のケアで

「人の第一印象の8割は髪型で決まる」という俗説でもあるように、髪はその方の見た目年齢にも大きく関わってきますよね。

その中でもご自身では中々解決がしずらく、効果を実感しにくいのが「抜け毛」「細毛」への対策です。

当院のAGA/FAGAオンライン診療でも、受診頂く方の2~3割は女性で、特にエストロゲン(女性ホルモン)が減りはじめる40代以降の女性からのご相談を多く頂きます。

「分け目が目立つ」「ボリュームが減った」などすでに症状をご実感されている場合は早めに受診頂ければミノキシジルなどの医薬品を使用したケアができますが、まずは予防の観点からのケアをお伝えできればと思います。

農業ではよく、「良質な野菜を育てるには土づくりから」と言われていますが、これはヘアケアにも共通した考え方で、強く美しい髪を保つには頭皮の環境を整えることが必要不可欠です。

頭皮トラブルを放置していると、頭皮の赤み痒みフケなどの原因や、そのダメージが蓄積することで白髪薄毛のリスクも高まるため、ダメージの予防やアフターケアで、いつまでも美しく若々しい髪と頭皮を保っていきたいですね。

では、具体的に頭皮のトラブルの原因とは何なのでしょうか。

健康で抜けにくい髪の土台づくりとは?

栄養不足

薄毛対策で重要なのは、「食事」です。

髪の毛の元になるのは「タンパク質」で、鶏肉や鮭などから摂れることはよく知られていると思いますが、実はそのタンパク質の合成に必要不可欠なのが「亜鉛」で、牡蠣やレバー、しじみ、納豆などに多く含まれています。

しかし亜鉛は、カップ麺など食品添加物を含む加工食品やレトルト食品は亜鉛の吸収を阻害してしまうため、忙しい現代人の食生活では不足しがちな栄養素のひとつで、その結果抜け毛の原因になったり、貧血や肌荒れなどにも繋がります。

また、髪の毛の成長をサポートするビタミンB群・鉄分も大切なので、太く健康的な、抜けにくい髪の毛を作るためには、バランスのとれた食生活は欠かせません。

血行不良

私たちの血管の99%は毛細血管が占めており、頭皮にも隙間なく「毛細血管」が張り巡らされています。髪を健康に育てるための栄養は通常その毛細血管を通り髪の毛を作る毛母細胞へと運びこまれ、不要になった老廃物も毛細血管を通り排出されています。

ですがこの毛細血管はとても繊細で、「加齢」「生活習慣の乱れ」などが原因で細くまばらになり血液が流れなくなってしまう、いわゆる「ゴースト血管」と言われる現象が起こったり、気温の変化や紫外線にも影響をうけ細く不安定になってしまいます。

紫外線ダメージ

肌にとって「老化の8割が光老化(紫外線による老化)」と言われているように、頭皮も紫外線にさらされる時間が長いほどダメージが蓄積されます。

顔と頭皮は一枚の皮膚で繋がっているため、紫外線で受けたダメージは頭皮の乾燥や炎症といった頭皮環境の悪化を引き起こすだけでなく、ハリや弾力に必要なコラーゲンやエラスチンを破壊することで、顔のたるみも引き起こしてしまいます。

過剰な皮脂

頭皮は身体の中で最も皮脂腺が多い場所で分泌量はTゾーンの2倍以上とも言われています。皮脂は頭皮を守るバリア機能を果たしますが、皮脂を放置したままにしていた場合、皮脂をエサとする常在菌が増殖し、それによりフケや痒み・炎症を引き起こしてしまいます。

だからと言って「朝・夜」の2回もシャンプーをしてしまうと今度は常在菌がいなくなってしまい、こちらも頭皮トラブルの原因になってしまうので、バランスを保つことが大切です。

「抜け毛」「細毛」の対策は毎日のケアから

「抜け毛」や「細毛」対策は、

を続けていくことが重要です。

※それでも改善しない場合、AGA/FAGAオンライン診療などの医療機関にご相談ください。

JC スカルプエッセンス

毛髪再生因子が含まれる「国産ヒト幹細胞培養液」と「温泉善玉菌」で頭皮環境を整えていきます。また、脱毛因子の阻害作用をもつ「アーユルヴェーダハーブ」、抗酸化作用のある「白金」、さらにアンチエイジングや血行促進のための成分を加え全方位から頭皮環境をサポートします。

JC スカルプシャンプー

皮膚にも粘膜にも刺激の少ない、アミノ酸系洗浄剤をベースにしたきめ細かな泡が、しっかりと汚れを洗い流しつつ髪の潤いを守ります。毛髪の損傷を予防・修復し、しっとりしたハリ、コシ感のある洗い上がりに仕上げます。

毎日スキンケアをするように頭皮のケアも取り入れて、美しい髪を作る土台を整えていきたいですね。

自由が丘クリニック